就職したら株を買え!

株式投資を手がかりにして、社会・企業・生活などについて考えようというブログです。財テクや株価予想のブログではありません。株に関係ないことも書いたりします。

値段が3倍になっても買う?

史上最高の企業業績

上場企業の2018年3月期決算において、売上高、自己資本利益率、連結純利益が、いずれも過去最高を記録した。

よく売れて、効率よく利益が出ているということだ。


たとえば、東海カーボン社。

鉄スクラップを鉄鋼に変えるための電炉。その部品である黒鉛電極は、中国企業に1年前の3倍!の価格を提示しても売れるという。

高品質の鉄鋼を作るために欠かせないからだ。

 

ヤマト運輸も同様だ。

人手不足を解消するため、値上げに踏み切った。顧客離れもやむなしの決断だったが、一般顧客にも理解を得られたのもあったのだろう。

今期の利益は、約2倍になる。


必要なモノ・サービスを生み出せる企業は、値上げしても受け入れられる。そして、高い利益を得ることが出来る。

周りを見渡して、「これがなくなったら困る」モノ(サービス)を探してみよう。

それを提供できる企業には、投資の価値ありである。

大抵、そういう企業はかなりのシェア(占有率)を握っていて、競争相手が少なく値上げをしやすいからだ。


そして、これはサラリーマンでも同じことが言える。

誰でもできることをやっていても、値上げ(給料UP)は望めない。

ある仕事、ある領域において、圧倒的な信頼のシェアを握ろう。

 

 

シャツ1枚、5200円。クリーニング代です。


 縮む市場で勝ち残る

 

クリーニング市場は、ここ20年間、縮小傾向が続く。

一世帯あたりのクリーニング支出額は、

1997年 約16000円 → 2017年 約6000円

約3分の1に激減している。

店舗数も減少し続けている。

そんな中で、顧客の支持を集めている会社がある。

 

 

徹底的に「付加価値」を追求するサービス

 

株式会社 レジュイール


この会社の店舗には、料金表がない!

服によって作業が異なるので、一律に値段を決められないからだ。


気づかない汚れまで、水洗いでしっかり落とすという地道な作業。

アイロンは、服のデザインや風合いを損なわないように手作業。

シャツ1枚に、20分かけてアイロンをかける。

さらに、専門の担当者が厳しくチェックする・・・。

この超高品質サービスが評判となり、海外から持ち込む顧客までいるという。

 

 

ブランド化

 

この会社のHPを見ると、こういう一節があった。

「クリーニング店ではありません」「洋服専門ケアの会社です」

軽い衝撃を受けた。

クリーニングをやっているのに、クリーニング店ではないとは!

抜きんでるためには、自己定義から変えていかねばならないということか。


他者との違いを示すこと。

これがブランディングということなんだな、と改めて考えた。


自分自身をブランディングできている人は、苦境においても生き残っていくにちがいない。

周りの人々が支持してくれるから。

 

 

株式投資も同じ。

抜きんでるブランドを持つ会社は強い。

そういう会社は、苦境に一時沈んでも、いずれ浮かび上がってくる。

そんな会社に早くから投資していれば、先々で大きなリターンが見込めるだろう。

 

コンビニに学ぶ働き方

北海道を本拠とする「セイコーマート」。

下の表を見てもらえば分かるように、大半の項目でセブンを上回っている。

 

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総店舗数(2018年3月)

セブンイレブン 約20,000店

セイコーマート 約1,200店


北海道の店舗数

セブンイレブン 約1,000店

セイコーマート 約1,100店


→北海道に店舗の大半が集中している。


さらに、

・「北海道」ブランドの食品を多くそろえている。

・店舗内で調理を行い、できたてを提供している。

・24時間営業にこだわらない。

 

勝負する領域を限定し、強みを活かす。

やらないことを明確にしている。

 


店や会社だけでなく、個人にも言えること。


自分の強みを知っているか?

それを活かす仕事ができているか?

 

流しの公務員!?

日経新聞から。

「ギターの流し」というのは聞いたことがあるが、「公務員の流し」とは初耳。

 

その人は、愛知県常滑市副市長の山田朝夫さん。

東大卒、旧自治省(現総務省)に入った元キャリア官僚。

以前、大分県に出向したときの体験から、地方行政の現場を志すようになったとか。

 

年7億円の赤字を出していた常滑市民病院を再建し、黒字経営につなげた手腕で注目を集める。

 

「どこに就職」するかでなく、「どんな仕事」をして、「どんな能力」を身につけるか。

人生100年などと言われる時代、働き方も変えていかなければ、生きていくのは難しいのかもしれない。

 

神社のお賽銭箱に、一万円入れることができるか。

最近読んだ本です。

 

「一生お金に困らない生き方」

 著者 心屋 仁之助  PHP文庫

 

財テクのノウハウ本ではありません。

お金の貯め方ではなく、どういう自分であればいいのかを、お金という観点から説いた本です。

 

「お金があればやる」ではなく、「やりたいと思ったことをやる」。

それによって、自分の考え方が変わり、行動が変わり、人生が変わる。

その過程で、お金も入ってくる。

 

インプットからでなく、アウトプットから変えてみる。

お賽銭箱に一万円というのは、そういうことの例示でしょう。

芸能人がウン億円の豪邸を建てるのも、同じことでしょうか。

 

「自分だけの貧しい常識、既存の価値観から早く抜け出すこと」

 

 

 

何に情熱を傾けられるか?

ロンドンで起業した、ある元銀行員の話。

 

本物の和食を届けようと、ロンドンの金融街・シティーで弁当デリバリーを創業した元バンカー。和食フードデリバリー「和惣(WASO)」の創業者、吉村俊宏さん(30)。

 

近くの貸倉庫を拠点に弁当を台車に積み込んで売り歩く。本格的な和食が手ごろな値段で楽しめるとあり、シティーでは口コミで評判が広がっている。1年で300食以上注文する「お得意さん」もいる。

 

 以前は、東京の米銀大手JPモルガンで働くバンカーだった。高収入が約束された環境を捨てることに怖さは感じなかったという。

「自分は一体何に情熱を持っているのか」と自問自答。

15歳の頃に夢をつづったノートには、世界を舞台に日本の文化や食にまつわるビジネスを展開する夢が記されていた。

 

 2013年秋にJPモルガンを退職。

 退職後、ワーキングホリデービザで渡英し、日本食の店でレジ打ちなどを経験。

帰国後、起業家ビザを取得して再び渡英。15年春に開業。

シティーに出向き、片っ端から名刺をもらってはメニューをメールで送る。

売り上げは順調に伸びた。今後はシティーに店舗を構える予定。ニューヨークなど海外進出も考えている。

 

「和惣の弁当を食べた人たちには、和の全てを味わってほしい」。

「我々のミッションは、世界中を『Authenticity』(本物)であふれさせることだ」

「みんな、自分にうそをつかず、ありのままに生きよう!」。弁当を入れる袋には、吉村さんのメッセージが印刷されている。